11月


11月28日

本当に何年振りに風邪を引いて寝込んだ
それも何の前触れも無く、突然の発熱・胃の痛み・腰の痛み
何時もなら熱を測って熱のあるのが分かると余計気力が無くなるので計らないんだけど
今回はちょっと危ないかな?と思って計って見る。。。。やっぱり38度。。。。
そのまま夕飯もそこそこにベットに潜り込む
でも。。。痛い。。。胃?お腹?何処が痛いのか分からないくらい全部が痛い
寝付けないままふと、これってもしかして何にも風邪の症状無いし、胆嚢にポリープあるから。。。。胆嚢炎???
そう思うともう自分が胆嚢炎になった気がしてきた
暫く思いをめぐらしていたけど、とうとう起き出してネットで「胆嚢炎」を調べる
やはり「発熱・悪寒・右上腹部の痛み」とある
ん?右上腹部?いや違うなぁ〜 私が痛いのは右と言うより真ん中だ。。。。
やっぱり胃の痛みみたいだ。。。と一応納得して再度ベットに潜り込みウトウトしか出来ずに朝を迎える
午前中どうにか起き出して近所の医者に行く
熱は朝測って37度3分、相変わらず胃と腰の痛みがひどい、と先生にその症状を伝える
ノドを診た先生「ああ、ノドが真っ赤だしリンパ腺腫れてるから風邪ね」
「先生、私緑内障なんで薬、ダメなのが。。。。」
ここから薬剤師さんと先生の間で「あれは?」「いえ、ダメです」「じゃあ、これは?」「これもダメですね」
と言うやりとりが散々続き、結局抗生物質と胃薬を2日分出してもらい帰る
それから2日間はただひたすら、眠り続ける。。。食べるものもあまり入らないため、ただただ眠る
昼間寝ることなんて無いから、ウトウトしてると実に色々な音が聞こえてくる
鳥の鳴き声、子供たちが学校からの帰り道賑やかにしゃべりながら通って行く声、自転車のブレーキ
バイクのエンジン音、さまざまな人の足音。。。。
いつもはその音の中に紛れて、気がつかないけど、じっと目を閉じて聞いてるとその光景が
手に取るように浮かんでくるから面白い
こうして3日間、寝込んでしまい、すっかり気力・体力が無くなってしまってどうしよう?
と思ったけど、やっと今日から仕事にも復帰して徐々に元通りの生活に戻りつつある
考えると、緑内障になってから、ずっと走り続けてきたような気がする
立ち止まるのが怖くて、ただがむしゃらに毎日体力ギリギリまで動いてた気がする
時々体が悲鳴を上げてSOS出してるの、気がつかないようにしてた
だからきっと体の方が、もう少し休めて、ってストライキ起こしちゃったんだと思う
はぁ〜。。。とは言いながらまた普通の生活に戻れば突っ走っちゃうのはみえみえの私なんだよね



11月20日

ここ2〜3日、目が痛い
とにかく痛くて、目を開けてるのが辛い
隙さえあれば、目を閉じている
今日は治るか、明日は。。。と思ってたけど、我慢できなくて今日地元の眼科へ
診断の結果は、そんなに深刻ではないけれど、目に細かい傷が一杯付いてる、との事
先生に「キサラタン、長く使ってると角膜に傷が付くって聞きましたが」
「そうだね、キサラタンは目薬の中で一番強い薬だからねぇ〜」
その一番強い薬を、これから一生涯にわたって点眼しなければならないわけだ
何か副作用が出てきても、決して不思議では無いと言うことか
結局角膜保護剤の「ヒアレイン」を処方して貰う
はぁ〜。。。。
キサラタン・エイゾプト、疲れ目用のサンコバ、角膜保護剤のヒアレイン
4種類の目薬を使うわけだ
たかが目薬、されど目薬。。。。。
私のお目目も、4種類もの目薬点されて、さぞやビックリしてることでしょう


11月10日

頭の片隅で微かに電話の鳴る音を捉えた
その音がだんだんと大きくなって、ふと目が覚める
父と母のいる下の階で電話がけたたましく鳴っている
思わず時計を見る
夜中の1時半だ
こんな時間の電話、多分間違い電話だろう
再びウトウトすると。。。。また電話の音
それが4〜5回続いただろうか
下で電話を取って話しているのかも分からない
もしかして、電話が壊れちゃったとか?
それとも高齢の伯母の具合が?
それとも。。。。
何か異常事態でもあれば、言いに来るだろう、が何も言ってもこない
とうとう私が起き出して下に降りて行く
丁度母が受話器を置いた所
「どうしたの?何があったの?」
「○○が(私の甥の名前)腎臓移植の登録してるところからの電話で、今腎臓提供者が
現れたから、すぐに連絡を取りたいらしいけど、連絡付かないみたいで」
そう、以前の日記に書いたが私の甥は腎臓病で透析を受けている
その甥に腎臓提供者が現れたというのだ
やっと連絡が付き、父親と一緒に今病院に向かったという
どんな結果になるのか、心配ではあったけど取り合えず再び眠る
朝になり真っ先に母にどうなったか聞きに行く
結局甥は移植を今回は断ったということだ
移植をして亡くなった自分の母親の事があり、やはり移植に恐怖感を持っているのだろう
それにしても、登録をしていたとはいえ、ある日突然「あなたに腎臓提供者が現れました
一刻を争いますので、すぐに決断を」と言われても、そんなに簡単に決断なんて
出来るものじゃないと思う
洋服を決めるのとは訳が違う
自分の体に他の人の大切な臓器を貰うのだ
上手く成功して今の苦しい透析から抜け出せるのは嬉しいだろう
でももし失敗して命を落とすような事になったら?
その他にもまだまだ色々な問題が頭の中を駆け巡ったに違いない
今回断ったら、今度はいつ提供者が現れるか分からない
もう一生現れないかもしれない
それでも彼は自分で決断したのだから、きっと後悔はしないだろう
やはり自分の体のことは、自分で決めていくしかないのだから

11月7日

今朝、目覚ましの鳴る前にフト目が覚めた
何気なく目を開けて。。。。見えない。。。。。
真っ暗で何も見えない!
カーテンの隙間から見えるはずの僅かな光も見えない
思わず自分の目の前に手を持ってきて見る
やっぱり何も見えない!
首を起こして辺りを見回しても、暗闇があるだけ。。。
どうしよう!?
私、目が見えなくなってる!
夕べまでは見えてたのに、突然見えない、暗闇。。。。
恐怖で頭の中が真っ白になる
見えなくなっちゃった、何も見えなく。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
落ち着いて見ると、まだ夜が明けてなかっただけ
でもほんとに怖かった
あの一瞬感じた恐怖は、忘れられない。。。


11月6日

久しぶりに泣いた
思う存分泣いた
一つ涙が流れると、その涙が次の涙をつれてきて その涙がまた次の涙を。。。。
止まることなく涙が流れ落ちる。。。
不安、恐怖、切なさ、どうしようもない心の葛藤
知らなければ済むことなのに、自分から知ろうとしたことなのに
知ってしまうと心が揺らぎ、騒ぐ
でも知らずにはいられない
自分の事だから、自分自身のことだから


11月5日

今日も17日にやった検査の続き、今回は左目の検査を受けてきた
11時の予約で病院へ
今日は水1リットル飲みもないし、早くに終わるだろう、と簡単に考えていた
まず最初は検査室に呼ばれて機械で網膜の厚さ?深さ?を測定される
待合室に戻り次に呼ばれてやったのが、なんと前回やってもうやらないだろうと思っていた
あの目に重りを乗せて防水の流れを見る検査
前回は水を飲んで負荷をかけて計測したけど、今回は負荷をかけずに計測するという
ベットに横たわりまず点眼麻酔後眼圧測定、瞳孔の大きさ測定、そしてまた右目から重りを乗せて計測開始
天井に書かれている黒い大きな○を見ててください、と言われて一生懸命見ようとするけど
目は痛くなるし、段々ぼやけてくるし、自分がいま何処を見てるのか分からなくなってくる
頭の中で「終わったらお昼何食べよう?あれが良いか、これが良いか」と4分間何とか
気を紛らわせながら耐える
やっと右目終わり少し休んでから、今度は左目
う〜。。。段々意識が。。。早く終わってちょ〜だい。。。。
長い長い4分間が終わり左目だけ瞳孔開く点眼をする
再び待合室で待つ
瞳孔が完全に開いたところで検査室へ
今日は造影剤の点滴を左手の手首に入れられる
針刺すときちょっと痛い。。。。
そのまま眼底撮影開始、またあの強烈なフラッシュを一回につき5,6回たかれて
10秒くらい休んで、また5,6回、を計5セット位続けられる
何だかあまりに強烈な光を受け続けると、気分が悪くなってくる
この検査で全ての検査が終了
先生の診察を受けるために、待合室へ
目がチカチカして、痛みもあって開いているのが辛い。。。。
暫くして名前を呼ばれて診察室へ
先生が全ての検査結果を見ながら、色々と説明を始める
まず私の場合、水を大量に飲むことによって、やはり大分眼圧が上がると言うこと
防水の流れはまあまあ良い状態である
造影剤を入れての検査では、目の血流もそんなに悪くは無い
ただ、左目の視神経の弱いところが2箇所あり、そこを中心に弱い部分が広がっていて
それが視野欠損になっていると言うこと
右目は今のところ、ラインギリギリの状態
今日の眼圧は12と13だけど、このまま15以下で押さえられてれば良いけど
これが上がってくると、欠損が進む
これから冬に向かって眼圧は上がる可能性があるので、いかに眼圧を押さえるかが
一番のポイントだと言う
治療に関しては、今主治医が行っている点眼2種類で大丈夫でしょう、と言われる
今後も視神経の経過を見て行きたいので、来月また受診に来てください
と言うことで、12月の予約を入れることに
ふぅ〜。。。12月、眼科受診4回だぁ〜
今回の先生、若い?女医さんだけど、検査結果を見せてくれながら実に丁寧に
分かりやすく説明してくれるし、こちらの質問にもきちんと答えてくれる
全てが終わり病院を出たのは1時過ぎ、2時間掛かってしまった
さて、このまま3箇所で受診はちょっときついしなぁ〜
何処を残していくか、それが今の一番の課題
もう一つ、行って見たい眼科もあるし。。。。
まあ、急いで決めなくても良いことだし、もう少し考えてから結論を出して見ようと思う
しかし、家に帰ってから左手の点滴した所が腫れ上がって、痛い。。。。
多分帰りに買った荷物が重くて、それが丁度手首にかかってたから、それで痛めたんだと思う
なんだかこの頃、痛い事ばかりだ。。。。


11月1日

30日のGPの時に 皆から出た話題を思い出してみた
集まった7人の緑内障の種類はほとんどが「開放偶角」と「正常眼圧」
視野の欠損の度合いも 各自初期から中期まで色々
でも初期だからショックが少ないか 中期だから。。。。
と言うのは関係ないと思う
とにかく、「失明」するかも、もう治すことは出来ない、自分の視野が欠けている
こういう病気になってしまった、と言う事実は皆同じなのだから。。。
手術 レーザー治療についても 何故すぐに勧められる人と 全く話題に出ない人と
がいるのだろうか、と言うこと。進行状況を比べても 進行が進んでいる人でもまだ
手術など言われないのに、治療を始めてすぐにレーザー等を勧められてる人もいて
病院・先生の考え方の違いによるものなのか、と言う疑問
そしてこの病気は外見からは全く分からないし 別に何処かが痛むという事もないし
一般的にまだあまり知られてなくて、白内障と一緒と思われたり、中々周囲の人達の
理解を得るのが難しい
当の本人は悩み、落ち込み、苦しんでるのに、回りの人達には分かってもらえない
一番精神的にきつい病気なんじゃないだろうか、と言うこと
結局話しても分かってもらえないなら、何も話さないほうが良い、となって
段々孤独になっていく。。。。
やはり病気について話せる仲間がいてくれることが、大切なことだと思う
目薬も色々な目薬の名前が挙がったけど、「エイゾプト」は腐った牛乳のようで
気持ちが悪い、と言うのが一致した
「キサラタン」に関しては、点眼したときに目に刺激を感じると言う人もいた
副作用に関しては、まつ毛が長く濃くなるのは確かに感じる、後は色素沈着
これはまだハッキリと出てる人はいなかったが、これから点眼を続けていけば
いずれ出てくるんだろうな
目と頭がよく痛むが、それを先生に言っても、緑内障とは関係ない、と言われてしまう
後は緑内障になってから、タバコ・お酒をやめた人
でもやめることがストレスになるのなら、無理に急にやめるのではなく
徐々に止めていくようにしていった方が良いのではないか
目にはブルーベリーが言いと聞くが、結構高価な物が多いのでポリフェノールが入ってる
赤ワインなら、美味しいし割合安く買えるので、一石二鳥で丁度良い、と言う人もいた
頑張って100歳まで生きれば、きっとその頃には緑内障も薬を一つ飲むだけで
治ってしまう、そんな病気になってるかもしれない
だから頑張って生きていこう!
「あ〜昔は治らない病気だったんだねぇ〜今は良い薬が出来て、視神経も再生出来るようになって
ほんとに良かったねぇ〜」って皆でお茶飲みながら話す時代がきっと来る
それまでしぶとく生きようね!




  12月



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